kamerian.さん (アイコン画像が作家さんのTumblrへのリンクになっているので御覧ください。) ご覧頂ければわかるとおり、ベジェ曲線とビビッドな色彩が特徴的なイラストレーションで、テーマもグロテスクなものからエロチックなものまであり、刺激的なイラストレーターさんです。 昨年の12月に新宿眼科画廊で個展『Skin.』を開催し、シルクスクリーンを使いアルミニウムの板にキャラクターを転写するという作品を発表し、ドイツの雑誌にも掲載されるなど、いま幅広い活動をしている方です。 そんな彼に今回はデザイナーということでお手伝いしてもらっており、いささか申し訳ない思いがあります。僕がデザイン作業を全部すればよいのですが、表紙やロゴを見て頂ければ分かるとおり、プロの仕事で素人が手出しできない感があります。 同じ素材を使っても僕のような素人が組むのと、kamerian.さんのようなプロが組むのでは大違いで、雑誌を作ろうと思い立った当初は自分でデザインもすればいいやと思っていたのですが、プロのお仕事を拝見しているとでしゃばってはいけないと思います。 絵だけ見るとご本人も派手な方かと思うのですが、実際には温厚で謙虚なところがあります。雑誌の表紙にデザイナーとしてご本人の名前を入れるように僕がお願いしたら、裏方だから奥付にしようと言われ「協力者だから表紙に入れて下さい」とお願いして表紙に名前を入れていただいています。 確かにデザインという仕事は裏方という感じがあるわりに、非常に重労働だと思います。まだ表紙ですがすでに無理を言って、時間のないなかで作業して頂いているのでほんとうにありがたいです。 先日、これから紙面を組むにあたって「どうしたら楽に作業が進められるか?」と聞いたところ、「楽な方法はないけど、でも楽したいわけじゃないから作りたいものを作ったらいいと思うよ。その方が絶対いいものになるし!」と言われ、大変に心強い思いです。 kamerian.さんありがとうございます! これから他の協力者の方の紹介もしていきますが、みなさん驚くほど協力的で僕も全力で参りますので今後ともNOUMUをどうぞよろしくお願いします。 kamerian.略歴
1990年生まれ。都内デザイン事務所に勤務する傍ら、 フリーイラストレーターとして活動。 タトゥーアートやアニメーション、漫画などから影響を受ける。 よく知られた寓話や大衆文化をモチーフに、 欧米アニメを彷彿とさせるような強い輪郭線と 色彩でメルヘンチックかつ倒錯的な世界観を作り上げる 。狂想曲のようなポップな作風に性や暴力などの 背徳的表現を盛り込むことで、寓話や大衆文化が 本来的にもっている暗部を露呈させる。 テーマは「幼稚で暴力的」 個展 2016「Skin.」(新宿眼科画廊) 2015「Fuglyland」(ヴァニラ画廊) 2014「LIBIDO MONSTER」(ヴァニラマニア) グループ展・アートフェア 2015「艶惨」(ハイライフプラザ板橋) Kamerian.×MIRAI 二人展 「kaleidoscope」(新宿眼科画廊) 2013「ゴアデッキ大阪」(excube) 2012「geisai#16」(流通センター) 「アーティスト・アジト~ミラー・ワールド編(3331 geisai gallery) 写真は眼科画廊Skin.展のものです。
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